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ネコジュートのお小言帳

2026/7/30
in ストエレの奇妙な制作日記

猫太郎は小言がうるさい。
あまりにもうるさいため、私は時に「猫」と「小姑」をもじって、「ネコジュート」と呼んでいる。
姑と言うほどガミガミ言うわけではないが、時折居合わせてはネチネチと重箱の隅をつつく、小姑なのである。
「幸雷さん、この画像はこちらと比べてちょっと色合いが暗くてよ」
「幸雷さん、この脚本のここはどういう意味かしら?ちょっとワタシにはわからないわね」
「幸雷さん、このベラの足ね、もうちょっと角度を変えて装着してほしいのよ。ほら、こうやって……」
ああ見えて猫太郎は、意外と細かいところによく気がつくのである。
そして私、極夢はこの通り案外適当な性格なので、しょっちゅうネコジュートに小言を言われている。
こちらが「これでバッチリだ!」と自信を持って制作物を差し出しても、必ずイチャモンをつけてくる、それがネコジュートだ。
最近では、もうそのことも十分にわかってきたので、初めから「ネコジュートさん、ご意見お願いします」と言いながら制作物を差し出すのが定番となっている。
音源にせよ、撮影した動画にせよ、歌詞にせよ、脚本にせよ、ネコジュートの合格ラインをクリアできるかどうか、それがまず第一の関門なのである。
ちなみにだが極夢は、ネコジュートに小言を言われたからといって、必ずしもその意見を取り入れるわけではない。「うるせえ、ネコジュート。おれさまはこれがいいんだ」と時には物申してみたり、「おい、ネコジュート。おめーこそここ、ピッチが狂ってるだろ、ピッチどころか頭も狂ってるけどな、ハハハ」とカウンターをお見舞いしたりもする。

もちろんそこでメゲるネコジュートではないのだが、こんな言い合いをかれこれ15年以上もしているのだから、嫁・小姑の関係はある意味良好とも言えるかもしれない。

ネコジュートは細かい。そして細かいからこそ頼りにもなるのである。

……と、そんなことを思っていたら、先日ネコジュートに送ったLINEスタンプの試作品に対して、「どの画像にも、切り抜きの時の若干の消し残しがあるわね」とクレームが入った。
何度も目を凝らし、パソコンの大画面で確認したのだが、私の目にはそんなものは一切映っていなかった。
ネコジュートには、第三の目があるのかもしれない。ちなみに、ネコジュートも極夢も視力はあまりよくない。

画像は、何やらゴゾゴゾしているベラとプッピス。さて、いったい何をしているのか……?


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