何年か前に作った曲がいくつかあるのだが、その当時は「ストップモーションの物語を作ろう!」などと思ってはおらず、ベラとプッピスも、どこか遠い場所にいた。
このたび、「せっかくだしあの時の楽曲も公開しようぜ」となったのだが、どうにもベラとプッピスに合わない気がして、アレンジをし直している。
以前の楽曲は、我々が「STRANGE ELECTRIC DREAMS」と名乗り始める前のもので、改めて聞き返すと、どこか陰鬱とした、アンニュイな楽曲が多いのである。
そこで、思い切って拍子を変えたり、キーを変えたり、メロディを変えたり、新しいフレーズを追加したりして、魔改造している。
ストエレは、作詞作曲、編曲、録音、マスタリング、脚本、背景制作、人形制作、動画編集などのあらゆる作業を自分たちで担っているのだが、不思議なもので、楽曲を作っている時は「この作業が一番楽しい」と思うし、人形を動かしている時は「これをやるために生まれてきたんだ」などと思ったりする。
つまり、ストエレに関わるものは、基本なんでも楽しいのである。
そういえば、先日背景を制作していたら、小さな蜘蛛が出現した。
我々人間からすると、小さな小さな蜘蛛であるが、ベラとプッピスと並ぶとまるでタランチュラである。
「捕まえて外に逃したいけど、背景を壊したくない……!」というジレンマから捕獲に手間取ったが、なんとか外に出すと、今度はセミがいた。ひっくりかえって動かないが、ファイナルアタックが怖いので放置していたら、いつの間にかいなくなっていた。
今日も平和である。

「このフレーズはもっと……」「こっちの方がカッコいいにゃ!」


